或る者は花のようであった

己の儚さを知りつつも、それに屈することなく天を見据えて、咲き誇る
そんな 凛とした 花のようであった



或る者は鳥のようであった

自由に飛び回る術を持ち、陽気に歌いながら、新たな居所を求め彷徨う
そんな 毅然とした 鳥のようであった



或る者は風のようであった 

時に厳しく、時に穏和に、万物を優しく包み込む
そんな 慈愛に満ちた 風のようであった



或る者は月のようであった

孤高を貫きながらも、その光は皓々と照り映えて、人々を惹き付ける
そんな 気高い 月のようであった




彼の花が枯れゆくとき その花弁の行く先を見届ける者はいるのだろうか
彼の鳥が事切れるとき その亡骸を天へと還してくれる者はいるのだろうか
彼の風が静まりぬとき その存在を渇望し再来を祈願する者はいるのだろうか
彼の月が消え入るとき その光彩を懐かしみ思いを馳せる者はいるのだろうか



私にその役目は果たせないに違いない

無論、どういう経緯で死に至らしめるかなど、皆目見当も付かないが
何故なら世とは無常なもの
今生きているからといって、次の瞬間生きていると確約することなど不可能なのだ



ただ、お前達がこの世で過ごす間
それが永劫か刹那かなど私には分からない けれども

美しく 尊く 生きていってもらいたいものだ



これを彼ら            私の大事な教え子に告ぐ 私の最期の教えとしよう








朝 に は 紅 顔 あ り て 夕 べ に は 白 骨 と な る 無常の世にあっては、生死の測り知れないことにいう。

--------------------------------------- さつきさんから強奪しました!(本当に) うきゃああああああv日記で私のせいだといってくださったのでもっとテンション上がってます。 しょ、松陽せんせえええええええええええええええええええ!! もうさつきさん最高すぎて目から汁しかでてこない。